分類:バラ科ピラカンサ属
学名:Pyracantha coccinea
英名:firethorn
通称:ピラカンサ(トキワサンザシ、
タチバナモドキ、
カザンデマリなどピラカンサ属の総称)
原産地:西アジア・・・明治時代の中頃に渡来した
性状:常緑低木
樹高:2~6m
花期:5~6月、
果期:10~2月
果実と果実が離れずに密集して沢山つき、鮮やかな赤色に熟すが、橙色の品種もある。果実は径約6mmの平たい球形。
全体に、胃酸によって加水分解されて青酸を発生する青酸化合物を含むので有毒である。

↓成葉は両面無毛であるが、若葉では裏面に毛があり、時として中脈腋に毛が残る。葉の縁には低い鋸歯がある。葉柄は、若葉では紅色を帯びるが、成葉では緑色である。若枝には毛がある。<↓若葉>


↓幹や枝には小枝の変化した鋭い棘がある。葉は互生し長さ2~4cm、幅1~2cmで、狭倒卵形の葉が多いが、時として楕円形の大きな葉が出る。<↓若枝と若葉>

↓花は白色で径約8mm、花弁と萼片は5個、花序に細毛がある。

↓花序の細毛は見難いが、赤褐色の細毛がある。
