今日は曇り空でひんやりした一日でした。
アセビもまだ蕾ですが、かなり膨らんできました。
スズランやドウダンツツジの花に似ていますね。
壷のような形の花びらの中は、どのようになっているのでしょうか。
まだのぞいて見たことがないんです~見たいな~
花が下向きでも、蜜は零れ落ちないのでしょうか・・・
分類:ツツジ科 アセビ属
学名:Pieris japonica
(または Pieris japonica subsp. japonica )
別名:アシビ、アセボ、ウシコロシ、シカクワズ、ウシクワズ、シタスクミ、カンフジ、アセホ、アシヒ、アセゴ、アセミ、アセモ
和名の由来:馬が葉を食べると、足がしびれて酔ったようになるため、アシシビレ→アヒシビ→アシビ→アシミ、アセビになった。
分布:本州(宮城県~関東・中部の太平洋側)、四国、九州の丘陵帯
性状:常緑低木、有毒
樹高:通常1~3メートル(自生2~9メートル)
花期:3~5月、
果期:9~10月
近縁種:リュウキュウアセビ、
アケボノアセビなど
万葉仮名:安之碑、安志妣
↓万葉時代から愛されてきた花の一つで、通常はやや乾燥した山地に生え、スズランに似た小さな花を穂状に垂れ下げて咲きます。幹が硬く、樹皮は灰褐色で、縦に裂け目がある。枝は分枝が多く、横に広がる。新枝は緑色、新芽は淡紅色で後に緑色になる。
夏には花序がつき始め、冬には蕾はかなり成長している。このとき、春に咲いた花の若い果実がついている。このまま越冬し、春に開花することになる。

↓早春になると枝先に複総状の花序を垂らし、多くの壷形の白い花を下向きにつける。花の先は5つに浅く裂け、先の方が少しつぼまる。萼も5つに分かれている。花の長さは8ミリほど。中央には雌しべの花柱が飛び出ており、奥には10本の雄しべがある。雄しべの葯の背面には毛状の突起物がある。なんとなくドウダンツツジに似ています。


↓果実は平たい球状の朔果で直径約5ミリ、上を向いて熟す。
中に種子が入っています。1個の果実には、2ミリくらいの種子が100個ほど入っています。完熟すると5烈開します。



↓葉は蜜に互生し、広倒披針形~長楕円形で、厚く革質で先端は尖る。枝先に集中し束生する。長さ3~9センチ。表面は深緑色で艶があり、葉脈上に少し毛があるか無毛。裏面は黄緑色で無毛。 葉縁は低く浅い鋸歯がある。葉先の中央に腺状突起がある。



参考:「馬酔木」とは、葉や茎に含まれる有毒成分・アセボトキシンが馬など動物の呼吸中枢を麻痺させあたかも酔った様になることから名前が付けられたようです。葉を煎じて殺虫剤としたそうです。