分類：マンサク科 マンサク属
学名：Hamamelis mollis
和名の由来：支那（中国）が原産地のマンサク

原産：中国中部
性状：落葉小高木
樹高：２～９ｍ
花期：１～３月、果期：９～１０月

仲間：マンサク、マルバマンサク、アカバナマンサク、ニシキマンサク、アテツマンサク、同科トキワマンサク属：ベニバナトキワマンサク

↓シナマンサクは日本在来のマンサクより開花時期が早く花も葉も大きい。
全体に毛が多く、幼枝は綿毛が密生している。翌年の花のころまで褐色になった葉が残るものが多い。
＜現在日本にあるマンサクの品種には、日本の山野に自生するマンサク以外に、中国原産のシナマンサクや、マンサクとシナマンサクの種間交雑種(インターメディア)などの仲間があります。＞

↓花は新しい葉が出る前に、前年の葉腋から出た短い柄の先に黄色の花がたくさん集まって咲く。
褐色になった葉が、花の咲くころまで残るものが多い。

↓花弁は４枚で鮮やかな黄色、マンサクよりも長く、１.５～２.５ｃｍのリボン状。中心部の萼は黒味が強く、赤黒い色をしている。
花は甘く芳しい香りがする。＜マンサクは生臭い香りがする。＞

↓果実は朔果で、熟すと２裂し、光沢のある黒い種子を２個出す。

↓葉は単葉で互生し、菱形状の倒卵形。基部は左右非対称で、マンサクよりも大きくて長さ８～１６ｃｍ。
葉縁には粗い波状の鋸歯があり、葉の先端だけ短く尖る。
表面と葉柄に軟毛があり、裏面には灰色の綿毛が密生しており灰白色に見え、ビロード状である。
翌年の花のころまで褐色になった葉が残るものが多く、マンサクと違って離層が出来ていない。
冬芽の芽鱗（２枚）は落ちずに、全体に毛が密生します。＜マンサクの芽鱗は落ちやすい＞
＜樹高が２ｍ以下の低い個体では葉が枯れても残っていることが多く、同じ個体でも高い位置では落葉する傾向が高い。＞