分類:アブラナ科 イヌガラシ属
学名:Rorippa indica
和名の由来:芥子に似ているけど辛味がなく役に立たないことから
分布:日本全国、朝鮮・台湾・中国・インド・フィリピン
性状:多年草
草丈:20~50cm
花期:4~9月
↓やや湿った道端や草地、田の畦、庭などに生える雑草。黄色い小さな花をつける。根元から株立ちとなり、葉など全体に無毛。

↓地表に広がる根生葉の基部は深裂し、茎葉は細長い長楕円状披針形で柄がある。葉縁は波うち不揃いな荒い鋸歯があり、基部は小さな耳状で浅く茎を抱く。上部の葉は鋸歯があるだけで裂けない。長さは5~15cm。

↓茎の先に黄色い十字形の小さな4弁花を総状花序に咲かせる。
花径は約5mm、花弁の外側に舟形の萼片が4枚ある。雄しべが6本、雌しべは真ん中に1本、柱頭はずんぐりしている。



↓果実は長さ約2cm、幅1mmの細長い長角果で、弓状に上方に曲がる。果柄は長さ約5mm。

仲間:コイヌガラシ(果柄が1mmほどと非常に短い)、ナガミノイヌガラシ、ミチバタガラシ(花弁がない)、アオイヌガラシ(花弁がない)、スカシタゴボウ(果実の長さ6mm前後)