分類:キョウチクトウ科 ツルニチニチソウ属
学名:Vinca major
和名の由来:蔓性のニチニチソウ
別名:ビンカ、ツルギキョウ(蔓桔梗)
英名:greater periwinkle
原産:地中海沿岸地方
性状:蔓性の常緑宿根性多年草・・・有毒
花期:4~7月(暖地では一年中)
同属の仲間:ヒメツルニチニチソウ(姫蔓日々草)
↓明治時代、園芸種として入ってきたが、日本全国の野原や土手で野生化した。
本来のツルギキョウは別にあり、紛らわしいので、使わないほうがよい。
茎は最初直立し、やがて横に這い出して伸びる。
地面に付いた茎からは発根しない(ヒメツルニチニチソウは発根する)。
葉は2枚ずつ対生し、長さは3~4cmの長楕円形。緑色で光沢があり、蔓に密生して垂れ下がる。葉が斑入りの種類もある。
同属のヒメツルニチニチソウ(Vinca minor)よりも花と葉が大きい。

↓花は筒状で、筒の先端がプロペラ状に5裂しているため、5弁花のように見える。
花の中心には五角形の付属体があり、その内部に微細な毛が密生している。


↓花冠は直径4~5cm(ヒメツルニチニチソウは約2cm)で淡青色~薄紫色、白色や八重咲き種もある。柱頭は円盤状。
萼片には細毛がある(ヒメツルニチニチソウは毛がない)。
