原産:ヨーロッパ南部、アジア南西部(トルコ、ブルガリア)
性状:耐寒性常緑小低木
樹高:20~60cm
花期:6~7月
↓枝先につく花は雄しべが長く、5枚の黄色い花弁が平開し捩れて隙間があるところなど、ビヨウヤナギによく似ている。
カリシナムの花色はビヨウヤナギよりも濃い鮮黄色で、花径は5~6cmとビヨウヤナギよりも一回り大きい。
雄しべの全形はカリシナムがお椀を伏せたような半球状になるが、ビヨウヤナギはお椀が上を向いた形になる。
葉は狭卵形で一対ごとに少し角度がずれている2列対生で、葉の付きかたはキンシバイに似ている。枝によって直角に近いものもある。葉裏は不鮮明な網状。ビヨウヤナギは一対ごとに直角の十字対生で、葉裏は葉脈が明瞭。


↓参考:ビヨウヤナギ(未央柳) 花径5~6cm

↓参考:キンシバイ(金糸梅) 花径3~4cm
