分類:ドクダミ科 ドクダミ属
学名:Houttuynia cordata form plena
仲間:
ドクダミ(毒痛み)、ゴシキドクダミ(五色ドクダミ)
性状:宿根生多年草
草丈:20~50cm
花期:夏(6~7月)
↓やや日陰の湿った場所を好み、独特の臭気がある。ドクダミの変種ではなく、
ドクダミの品種の一つ。
葉は対生し、基部は心形(ハート形)で先端は尖り暗緑色、両面とも無毛で、裏は赤紫色を帯びるものが多い。よく日の当たる葉はしばしば赤味を帯びた紫色の斑紋ができることがある。葉柄や葉縁は赤紫色であることが多い。葉には悪臭とも言えるような独特の臭気がある。地下茎を伸ばし、ところどころから地上に芽を出して群生する。

↓茎頂に白色の花びらを多数つけた花を咲かせる。花径は2~3cmで花序の長さは1~3cm。
花は咲かせるが、受精せずに発達して種子をつくる。

↓正しくは白色の花弁に見えるものは苞であり、花序の基部に一重の
ドクダミと同じ4枚の総苞片があり、その上部にある白い花びらは、花序についている多数の小花の基部にある小苞が花弁化したもの。したがって上下の花びらの間に小花が隠れて咲いている。淡い黄色に見えるのは雄しべであり、雄しべは1個の小花に普通は3本。雌しべは1本で柱頭は3~4本に裂開し、反り返っている。花柄の基部にたく葉がある。
